やりたいことのないアラサーぼっちがSHIROBAKOを観てみた感想

アニメ

どうも、夢もやりたいことも特にないアラサーぼっちのぺたです。

おうち時間があまりにあまり腐るほど退屈なので、アニメでも観ようということでSHIROBAKOというアニメを観てみました。
その感想をまとめてみようと思います。

SHIROBAKOってどんなアニメ

SHIROBAKOは一言でいうと「アニメ制作現場の日常を描いたアニメ」です。

制作進行1年目の宮森あおいという女の子が、日々のアニメ制作業務に追われるなかで、さまざまな葛藤、挫折を経験しながらもひとつのアニメを完成させるために奮闘していく物語。

新人ならではの苦悩に加え、アニメ制作ならではの突発的なトラブルが引き起こるなど、アニメの制作現場を舞台に仕事のリアルを描いた見応えのある作品となっています。

登場人物

©「SHIROBAKO」製作委員会

SHIROBAKOのメインキャラはこちらの5人で、みんな同じ高校のアニメーション同好会のメンバーです。

画像左から

  • 藤堂美沙(CV:高野麻美)
    あおいの1年後輩。アニメーションにおける将来性を見越して3DCGの会社に入社する。
  • 安原絵麻(CV:佳村はるか)
    あおいと同学年のちょっと内気な女の子。絵を描くことが好きで、原画マンとして武蔵野アニメーションであおいと共に働いている。
  • 宮森あおい(CV:木村珠莉)
    武蔵野アニメーションで制作進行として働く明るく前向きな女の子。学生時代の仲間とアニメを作ることが夢。
  • 今井みどり(CV:大和田仁美)
    あおいの2年後輩。現在は大学生で卒業後にどのような形でアニメに携わろうか模索中。今まで知らなかったことを突き詰めて調べるのが得意で、その甲斐あって脚本家志望の道を見い出す。
  • 坂木しずか(CV:千菅春香)
    あおいと同級生で声優志望。声優事務所に所属はしたものの未だデビューはできずにいる。デビューに向けてひたむきに努力する頑張り屋。

この他にもアニメ制作に関わる監督や演出家、原画マンといったスタッフが多数登場します。
みんなそれぞれに個性があり、キャラが立っているところもポイントのひとつ。

登場人物は多いですが、観ているうちに自然と覚えられるほど個性的で魅力的なキャラがたくさんいます。

製作者情報

原作:武蔵野アニメーション
監督:水島努
シリーズ構成:横手美智子
キャラクター原案:ぽんかん⑧
アニメーションキャラクターデザイン:関口可奈味
プロデュース:インフィニット
アニメーション制作:P.A.WORKS
製作:「SHIROBAKO」製作委員会
製作年:2014年

SHIROBAKOを観てみた感想

ではさっそくSHIROBAKOを観てみた感想をまとめていきます。

  • 新社会人のリアルを描いている
  • 仕事がんばろって元気がもらえる
  • アニメがどのように作られているのか分かる

僕がSHIROBAKOを面白いと感じたところは上記の通りです。

新社会人のリアルを描いている

まずはじめに、SHIROBAKOはメインキャラクターの5人がアニメ同好会で自作アニメを作るところから物語が始まります。

©「SHIROBAKO」製作委員会

自分たちだけで1からアニメを作るほどアニメが大好きな彼女たち
真夏のクソ暑い部室でうちわを扇いでもらいながら、自作アニメの編集作業をしています。

©「SHIROBAKO」製作委員会

そんな5人は「いつかこの5人でまたアニメを作ろう」と約束を交わし、天にドーナッツを掲げるのでした…

©「SHIROBAKO」製作委員会

…ところがどっこい、唐突に画面は変わり、そこにはだいぶやつれて意気消沈気味なあおいの姿が。

©「SHIROBAKO」製作委員会

ふと車の窓から見える牛丼屋の「三種のにんにく牛丼」に目が釘付けになっています。
ご飯を食べる暇もないくらい日々の仕事に追われてるんですかね。

5人でいつかアニメを作るという夢とは程遠い社会の現実に直面しています。

理想と現実は違うよね。

みなさんも社会人になり仕事をしてみて、夢や理想とのギャップに悩まされた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
SHIROBAKOでは、そんな新社会人の苦悩を1話目早々から突きつけてくるところが、リアリティもあって「わかる〜!そんな頃もあったわぁ〜笑」なんて、当時の自分のことのように感じます。

新社会人ならではの悩みや若かりし頃の夢、理想と現実のギャップなどをリアルに描いているので、観ていて懐かしく、またそこが面白く感じるポイントですね。

仕事がんばろって元気がもらえる

楽しいことだけではないのが仕事というものですよね。
特に社会人1年目は慣れない作業のなか、上司から仕事の予定を次々と問い詰められパニックになったり、予定通りに仕事が進まず頭を抱えてしまうことだって多くあることでしょう。

©「SHIROBAKO」製作委員会

第3話では、あおいもデスクの本田から進捗状況を次々と問い詰められて頭がパンクしています。
仕事の段取りなど、上司や先輩は当たり前のように分かっていることでも、入社1年目の新人にとっては分からないことも多く辛いものですよね。

仕事って大変。

ほんと仕事は大変ですが、その反面、みんなと力を合わせて1つの目標を達成したときには、何物にも変えがたい喜びがあったりするのも仕事というもの。

悪戦苦闘しながらも頑張るあおいたちの姿を見ていると自分も「仕事がんばるかぁ〜!!」って元気がもらえます。

仕事に対する魅力ややりがいといったもの再認識することができるので、いま現在、仕事に行き詰まってしまっている方にはオススメですよ。

アニメがどのように作られているのか分かる

今まで当たり前に観ていたアニメが「こんな風にできてたんだ!」って知れてとっても面白いです。
ワンカットを作るのにも、企画や原画、撮影、音響などなど、とにかくいろんな人たちが動きに動いてアニメというものは作られています。

なので、ひとつの作業が滞るとその次の作業、さらにはその次といった具合にどんどん遅れていき、最悪ドミノ倒しのように全てがダメになる可能性だって大いにあるのがアニメ制作の怖いところ

作画崩壊してプルンプルンしたりしないかな?

それは言わないお約束!

©「SHIROBAKO」製作委員会

SHIROBAKO第1話では、作中アニメ「えくそだす!」の3話の原画が間に合わないことが発覚します。

そこで急遽4話の担当だった原画さんに3話をお願いする形になるのですが、それにより4話の制作が止まることで、色指定や彩色、撮影といった後の作業がタイトスケジュールになってしまうのです。

もう!みんなスケジュール通りにやって!

スケジュール通りにいかないのも仕事なんだよ。

こういった今まで全く知らなかったアニメが出来上がるまでの工程を知ることができるので、アニメが好きな人だけでなく、これからアニメを見ようと思っている方にもぜひ観ていただきたい作品となっています。

僕が個人的に好きなシーン

僕が個人的に好きなシーンというかキャラを少しだけ紹介しようと思います。

©「SHIROBAKO」製作委員会

デスクの本田さん。
この人は制作進行のトップで、他の制作進行スタッフの進捗を確認しながら、他部署の進捗など全ての状況を把握しなければならないめちゃめちゃ大変なポジションの人です。

  • 急に作画を変えたいと言い出す監督
  • いつまで経ってもあがらない絵コンテ
  • 原画が上がらないことを報告しない部下
  • もう描かないと突然降りる作画監督

など、次々と舞い込んでくるトラブルを片っ端から片付けていかなければなりません。

ただ本田さんもひとりの人間です。
いろんなトラブルが立て続きに発生し、どうしようもない状況に陥ると、とある口癖を発します。

それがこちら。

©「SHIROBAKO」製作委員会

「万策尽きたーーー!!」

普段頼りになる本田さんが、考えるのを放棄して弱々しく叫んじゃうのがなんとも可愛くて笑えます。

また、このキャラには個人的な思い入れがありまして、僕の個人的な話になってしまうのですが。
僕が新卒で入社した会社の上司にそっくりなんです。(名前まで「◯田さん」でちょっと似てる)

声も顔も似てるし、体型、喋り方、社内のまとめ役ってところも全てそっくり。
もはやこのキャラのモデルになった人なんじゃないかって言うくらいそっくりさんです。

それもあってか、上司に重ねて見てしまうところもあり、個人的に強烈に面白いキャラでした。

結局、最後の最後までリアルな方の上司に「万策尽きたー!」って叫んでもらっていいですか?って言えなかったことが残念でなりません。

仕事は大変だけど面白いと思わせてくれる良作アニメ

SHIROBAKOは、仕事は大変だけど達成した時の醍醐味や面白さを改めて感じさせてくれるとても面白いアニメでした。

仕事のリアルをストレートに描いているからこそ共感できる部分が多く、「仕事の面白さってなんだっけ?」って分からなくなった時に元気がもらえる作品となっています。

ひとつのアニメが作られるのに、どういった工程があってアニメが完成するのかが分かるので、ぜひいろんな方に観ていただければと思います。

以上、アニメSHIROBAKOのレビューでした。
それではまた!

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