どうも!意外とメガネに詳しいぺたです。
メガネのレンズについた汚れってなかなか落ちないですよね。
メガネ拭きでしっかりと拭いているはずなのに、うっすらと膜のようなものが伸びるだけでなかなか綺麗になりません。
よく見るとぼくのメガネのレンズって油とか指紋でベタベタだー!!
全然汚れが取れないよ!!
日頃から定期的にメガネのクリーニングをおこなってメガネを大切に扱っていないと汚れがどんどん蓄積されて取りにくくなっていきます。
メガネを永く使う為にもこまめにクリーニングしてあげましょう。
ただし間違った洗い方をしてしまうとかえってメガネを痛めてしまうこともありますので注意が必要です!
上記の記事では、メガネをクリーニングする際の注意点や自宅でできる簡単なクリーニング方法などをご紹介しています。
メガネのクリーニング方法がまったく分からないという方は是非参考にしてみてくさだい。
でもちゃーんとクリーニングもしてるはずなのに汚れがなかなか取れない時ってありますよね?
何度拭いてもなぜか綺麗にならないんですが、実はあれにはいくつか原因があるんです。
そこでこの記事では
- レンズの油汚れがなかなか取れない理由
- レンズの汚れを綺麗さっぱり落とす方法
上記の2つをご紹介していきたいと思います。
手っ取り早くその方法が知りたい方は、目次より「レンズをキレイにするおすすめのクリーニング方法」からご覧ください。
レンズの油汚れがなかなか取れない理由
そもそもレンズの汚れが取れにくい理由ってなんだと思いますか?
「毎日とは言わないまでも1週間に1度くらいはメガネのクリーニングもしてるし、時々メガネ屋さんに持って行ってメンテナンスもしてもらってるのになぜか汚れが取れない!汚れが伸びるだけ!!」
とお思いの方もいらっしゃると思います。
そのような方は以下のことが原因かもしれません。
- レンズ自体が経年劣化しているから
- メガネ拭きがそもそも汚れているから
- レンズのコーティングによって拭き取りやすさが違うから
順番に解説していきます。
レンズ自体が経年劣化しているから
レンズ自体が経年劣化している場合は汚れが落ちにくくなっていることがあります。
これはメガネの使用環境によるところが大きいです。
普段からメガネをどう扱ってるかってことだ。
1〜2年で汚れが拭き取りにくくなるメガネもあれば、10年以上使っていてもまだまだキレイに汚れが拭き取れるメガネもあるなど様々です。
普段からお手入れをあまりせず、汗やホコリなどの汚れを長い間放置していたメガネは油汚れが蓄積していてなかなかキレイになりません。
日頃から手入れすることが大切なんだね!
レンズは一度劣化してしまうとどんなにキレイにクリーニングをしたとしても、汚れが拭き取りやすくなることはまずありません。
レンズを交換するしか方法はないので注意が必要です。
メガネ拭きがそもそも汚れているから
毎日丁寧にメガネ拭きで拭いているのに綺麗にならないって方は、そもそもメガネ拭き自体が汚れている可能性が大いにあります。
でもそもそもメガネ拭きって洗濯していいの?
意外と知らない(というか意識してない)方が多いのですが、メガネ拭きの多くは衣類などと同じように洗濯することが可能です。
メガネ屋さんでも使ったメガネ拭きは毎日洗って繰り返し使用していますので、汚れてきたなと思ったタイミングで洗濯してみると汚れが取れやすくなると思いますよ!
また、メガネを拭く際には大判タイプのメガネ拭きを使用することもおすすめです。
そもそも付属で付いてきた眼鏡拭きは汚れが拭き取りづらい素材のものであることも多いです。
市販されている大判タイプのメガネ拭きは下記の特徴があります。
- 汚れを拭き取りやすい素材で作られている
- メガネ拭き自体が大きくメガネ全体を包み込むように拭くことができる
まさにメガネを拭くのには最適です。
汚れが拭き取りにくいという方は大判のメガネ拭きを試してみましょう。
大判タイプのメガネ拭きを使えば、すでにキレイに拭いた部分を再度素手で掴むことなくメガネ全体を拭くことができます。キレイにメガネを拭きたい方は是非お試しを!
レンズのコーティングによって拭き取りやすさが違うから
レンズにはいろんな種類のコーティングがありますよね。
実はコーティングの種類によっても汚れの拭き取りやすさが違います。
汚れが拭き取りにくいと感じている方のコーティングはあまりいいコーティングではないのかもしれません。
現在販売されているレンズにはハードコートという傷をつきにくくするコーティングが付いてことがほとんどです。
そのハードコートにプラスしてレンズの表面(または裏面)に様々なコーティングが付いていきます。
こんな感じです。
ただし各メーカーによってコーティングの性能やコーティング名、コーティングの重ねる順番などに違いがあり統一はされていません。
なので、ここでは分かりやすく4つのコーティングに分けてご説明したいと思います。
反射防止コート
反射防止コートはレンズの表面に光のちらつきを抑えるコーティングを施したものです。
メガネ屋さんでは「マルチコート」とか「ARコート」とか呼ばれてるね!
反射防止コートはレンズの表面がうっすらと青とか緑、または紫に反射してるぞ。
反射防止コートには以下の特徴があります。
- コントラストを高め、ものの見え方をよりくっきりさせる
- レンズの表面が白くギラギラと反射するのを抑える
- メガネを掛けた際に光のちらつきを抑え、目の疲れを抑制する
汚れの拭き取りやすさとしては何もしていないハードコートのみのレンズよりは汚れが拭き取りやすいといった程度ですが、最低限でも反射防止コートは付けておいた方がいいでしょう。
撥水コート
撥水コートは汚れを付きにくくし、さらにレンズについてしまった汚れも拭き取りやすくするコーティングです。
レンズの表面にフッ素系の素材をコーティングをすることでレンズ表面の滑りを良くしています。
じゃあ撥水コートは付けておいた方がいいってことだね!
僕も次にメガネを作るときには撥水コート付けよっと。
撥水コートには以下の特徴があります。
- 汚れそのものが付きにくくなる
- 汚れを簡単に拭き取りやすくなる
- レンズの表面がツルツルしているので拭きやすい
- 拭く回数を減らせるのでレンズを傷つけるリスクが減る
撥水コートを付けるだけで格段に汚れが拭き取りやすくなります。レンズの表面の滑りも良いので、拭き心地もツルツルとしていて拭いていて気持ちいいです。
汚れが拭き取りにくいと感じている方は撥水コートを付けることをおすすめします。
耐擦傷コート
耐擦傷コートはレンズを拭いた際の拭き傷を付きにくくするコーティングです。
レンズの表面に特殊な表面処理を施すことにより、レンズを拭いた際の摩擦による拭き傷を付きにくくしています。ただし、先の尖ったものや硬いものが当たってしまえば傷になってしまいますので注意は必要です。
あくまでもレンズを拭いた際の拭き傷を軽減するコーティングとなります。
耐擦傷コートを付けたからといってシャツとかネクタイで拭けるわけではないよ!
耐擦傷コートには以下の特徴があります。
- レンズを拭いた際の拭き傷が付きにくくなる
- レンズに傷が付きにくくなり、メガネが長持ちする
- 拭き取りにくい汚れでも、多少であれば力を入れて拭ける安心感がある
汚れの拭き取りやすさだけで言えば、撥水コートとほぼ同じくらいの拭き取りやすさです。
ただし全く同じというわけではありません。
結果として耐擦傷コートを付けた方が汚れを拭き取りやすいです。
帯電防止コート
帯電防止コートはレンズを拭いた際の摩擦による静電気を起きにくくするコーティングです。
レンズはメガネ拭きで拭いた際に摩擦により静電気が生じます。なんでもそうですが、プラスチック系のものを布などでこすると静電気を帯びますよね。
公園の滑り台を滑った後なんかは静電気で大変なことに…。あれと一緒です。
静電気が引き起こることによってレンズの表面にはホコリが付着しやすくなります。
そのホコリがレンズにくっついた状態でメガネ拭きで拭いてしまうと、レンズの表面でホコリが擦れてレンズに傷が付いてしまうのです。
いやいや、ホコリってあのホコリでしょ?そんなんでキズつくの?
ホコリなめんな。ホコリはガラスもキズつけられるくらい硬いんだぞ。
意外と思われるかもしれませんが、実はホコリって結構硬いんです。
話は少し逸れますが。ホコリには多くの割合で砂が入ってます。
この砂には「英石」と呼ばれる硬い鉱石が多く含まれており、ホコリがレンズに付着した状態でレンズの表面をこすってしまうと傷が付いてしまうんですね。
そのホコリをくっつきにくくするのが帯電防止コートだ。
花粉も付きにくくするぞ。
帯電防止コートには以下の特徴があります。
- レンズ表面の静電気を起きにくくする
- ホコリをくっつきにくくしてレンズを傷から守る
- 花粉もくっつきにくくしてそもそも汚れにくくする
汚れの拭き取りやすさは、これまで紹介してきたコーティングの中で1番拭き取りやすいです!
帯電防止コートがあることで、そもそも汚れが付きにくくなっているのでお手入れがとてもしやすくなっています。
さらにホコリの付着を防ぐことでレンズを拭く際にも傷が入りにくいので、お手入れをするときにも安心感があります。
- ちょっとでも汚したくない!
- 少しでも汚れが拭き取りやすいほうがいい!
という方は帯電防止コートが付いてるコーティングを選びましょう。
ここまで長くなりましたが、コーティングの種類によっても拭き取りやすさが異なる話でした。
長々と目を通していただきありがとうございます。
レンズをキレイにするおすすめのクリーニング方法
レンズは様々な要因で汚れの付きやすさや拭き取りやすさが違うことをご紹介してきました。ハイグレードなコーティングにすることで汚れを拭き取りやすくするのも1つの方法です。
ただ、正直に言って
- レンズを交換するのってお金もかかるし正直やりたくない。
- なんとかしてこのレンズの汚れをキレイにしたい…
ってのがみなさんの本音ですよね。
というか僕もできればレンズ交換したくないです…(レンズ代って高いし)
ですので、今あるレンズを簡単にキレイにする方法をご紹介します。
消毒用エタノールを使う
レンズをキレイにするおすすめのクリーニング方法とは「消毒用エタノール」を使用することです。
消毒用エタノールってメガネに使って平気なの?って方もいらっしゃると思いますが、全然問題ありません。使って大丈夫です。
消毒用エタノールは、眼鏡屋さんでクリーニングする際にもごくごく普通に使われている薬品ですので。
消毒用エタノールならお近くの薬局などで普通に販売してるので簡単に手に入ると思います。
ではさっそく使い方を解説していきます。
エタノールを使ったクリーニング方法
エタノールを使ったクリーニングの仕方はいたって簡単です。
以下がクリーニング方法の手順となります。
- ティッシュペーパーに消毒用エタノールを染み込ませます。
- エタノールを染み込ませたティッシュでレンズを優しくなぞります。(表と裏をそれぞれ片面ずつ)
- メガネ拭きでそのままレンズを拭いて仕上げます。
以上です。
この方法でレンズに付いている油汚れも伸びることなくピッカピカになります。
ただしエタノールを使ってクリーニングする際には注意も必要です。
誤った使い方をしてしまうとメガネをかえって劣化させてしまう可能性がありますので以下のことにお気をつけください。
この2点を守っていただければ大丈夫です。
必ずレンズにのみ使用するようにしましょう。
ほとんどの場合すぐに拭き取りさえすれば、ちょっと付いたくらいではすぐには白くなりませんが、万が一プラスチックにエタノールが付いてしまった場合にはできるだけ早く拭き取ってください。
メタルフレームなら気兼ねなくできるけど、プラスチックフレームだとちょっと気をつけたほうがいいね!
レンズのふち付近をキレイにしたい場合などには、綿棒にエタノールを付けてプラスチックに付かないように注意しながらクリーニングしてもらえればキレイになります。
あまりにもレンズが汚れている場合には初めからエタノールを使うよりも、1度水洗いしてからエタノールで仕上げてもらった方がいいです。
水洗いの方法は下記の記事にてご確認ください。
エタノールを使えば頑固な油汚れも伸びることなくキレイに拭き取ることができます。
注意点こそありますが、きちんと使えば今まで取れなかった汚れもキレイに落とすことが可能なのでおすすめです。
汚れが伸びるだけでなかなか取れずに困っている方はエタノールを使ってメガネをクリーニングしてみてはいかがでしょうか。
メガネ屋さんで洗ってもらった時のようにピカピカになりますよ!
またこの消毒用エタノールを劇的に使いやすくする方法は下記の記事でご紹介しています。
日常的にメガネのクリーニングをされる方は是非お試しになってください!
それではまた!