最近バドミントンを始めたそこのあなた!
みなさん最初にやるのはダブルスだと思いますが、ダブルスのルールってなんか難しいって感じてる方も多いんじゃないですか?
- まだバドミントンを始めたばかりで正直よく分からない
- これからバドミントンを始めようと思っているけど難しそう
このような方に向けて、なるべく分かりやすくバドミントンのルールを解説していこうと思います。
バドミントンのダブルスのルールがいまいち分からないという方にとって、少しでも手助けになれば幸いです。
それではいってみましょう。
バドミントンの基本ルール
バドミントンは1ゲームを21点マッチのラリーポイント制でおこない、先に2ゲーム取った方が勝ちとなるスポーツです。
※ラリーポイント制については後述します。
またお互い1ゲームずつ取り合った場合には3ゲーム目をおこない、このゲームを取った方が勝者となります。
どんなに長くても3ゲームで必ず決着がつくということだね!
シングルスとダブルスでのコートの有効エリアの違い
バドミントンは、シングルスとダブルスでコートの有効なエリアの大きさが異なります。
下記の図のように、シングルスでは両サイドのグレーの部分は使いません。グレーの部分にシャトルが落ちた場合アウトになります。一方、ダブルスではコート全面を使ってよいことになっています。
ダブルスの方が2人で守るぶん少し広くなってるんだな
試合の流れ
バドミントンは基本的に、先に21点目を取った方がそのゲームの勝者となります。
ここではAさんとBさんが試合をすることになったと仮定してみていきましょう。
2ゲーム連取で決まるパターン
まずは、2ゲーム連取してストレートで勝敗が決まるパターンを見ていきましょう。
セカンドゲーム A【21-7】B →またAさんの勝ち
この場合、先に2ゲーム取ったAさんの勝利です。
ファイナルゲームまでいくパターン
次に、ファイナルゲーム(3ゲーム目)までいくパターンです。
セカンドゲーム A【15ー21】B → Bさんの勝ち
※このようにお互い1ゲームずつ取り合った場合、ファイナルゲームを行います。
セカンドゲームをBさんに取られましたが、ファイナルゲームを取り返しましたのでAさんの勝利となります。
ここまでのポイントをまとめると下記。
- 2ゲーム連取した場合は、ストレートで勝利
- 1ゲームずつ取り合った場合は、ファイナルゲームをおこない、最後の3ゲーム目を取った方の勝利
地域のサークルなどでは、1ゲームだけのところがほとんど
これは余談ですが、地域のクラブチームやサークルの練習では、ファイナルゲームはおろかセカンドゲームすらやることはほぼありません。
21点1ゲームだけのところがほとんどです。
よって試合形式もシングルスではなく、コートに4人入れるダブルス形式でおこなうことが多いです。
そもそもシングルスやる体力がないんだけどね!
ファイナルゲームまでやるとか無理。。。
ラリーポイント制
続いてラリーポイント制についてご説明していきます。
ラリーポイント制とは、そのラリーを制した方に得点が入り次のサーブをおこなえるというもの。
また、お互いに得点を重ねていき、20-20となった場合には、先に2点連取するか、30点目を取った方がそのゲームの勝者となります。
先に2点取るっていうのはテニスのデュースと同じだね!
というかラリーを制した方に得点が入るなんて当たり前じゃね?
昔はラリーポイント制ではなかった
実は、バドミントンは以前サイドアウト制というものが採用されており、サーブ権というものが存在していました。
ラリーを制した方に次のサーブ権が与えられ、サーブ権がある状態で得点すると1点入るというものです。
サーブ権だけが移動し、サーブ権がある状態で連続で得点することで、初めて点が入る仕組みになっていたんです。
こんなルールだったため、お互いのサーブ権のみが移動し、両者まったく得点が入らず試合がクソ長くなるということが多々ありました。
ゲームの進め方(点数によっての立ち位置)
いよいよ試合の進め方について解説していきたいと思います。
バドミントンでは、サーブをする人の点数が偶数の場合(0,2,4,6,8,10,12…)、コートの右側から対角にある相手コートへとサーブをします。
反対にサーブをする人の点数が奇数の場合(1,3,5,7,9,11,13…)、コートの左側から対角にある相手コートへとサーブをします。
下記にて図を参考に解説していきます。
シングルス
まずはじめに、シングルスから先ほどと同じようにAさんとBさんの試合でみていきましょう。
まずはBさんからサーブをするとします。
0-0から始まりますので、点数は偶数です。よってサーブは右側からおこないます。(上記左図)
このラリーをBさんが得点し0-1となりました。
Bさんの点数が0-1と奇数になったので、次のサーブは左側からおこないます。(上記右図)
次のラリーもBさんが得点し0-2となりました。
Bさんの点数が0-2と偶数になったので、次のサーブは右側からおこないます。(上記左図)
今度のラリーはAさんが得点し1-2となりました。
Aさんの点数が1-2と奇数になったので、Aさんはコートの左側へと移動しサーブをおこないます。(上記右図)
※このとき、BさんはAさんの点数に合わせて同じように左側へと移動します。
逆にサーブを受ける人は、相手の点数に合わせて偶数なら右側、奇数なら左側へとサーブの受ける位置を変える必要があります。
自分の点数と相手の点数を覚えておく必要があるね!
ここまでの内容をまとめると
- 点数が偶数のときは右側から
- 点数が奇数のときは左側から
- サーブを打つ時は自分の点数が基準
- サーブを受ける時は相手の点数が基準
以上の4つがポイントとなりますので覚えておきましょう。
なおここまでのルールは、シングルスもダブルスも基本的に一緒なのですが、ダブルスのゲームの進め方はもう少し複雑になってくるので、下記にて詳しく解説していきます。
ダブルス
まず改めて確認しておきますが、ダブルスにおいても先ほどの4つのポイントは同じです。
- 点数が偶数のときは右側から
- 点数が奇数のときは左側から
- サーブを打つ時は自分の点数が基準
- サーブを受ける時は相手の点数が基準
ただしダブルスでは、プレイヤーがコートに2人ずついますので少し動きが変わってきます。
ダブルスで1番重要なポイントは、コートを4分割したときの自分の最初の立ち位置によって、次のサーブを打つ人・レシーブをする人が変わってくるということです。
では実際にみていきましょう。
ABチームとCDチームで試合をすることになったとします。
最初の4人の立ち位置は下記のような並びです。
始めに0-0の状態からCDチームのサーブでゲームがスタートします。
0点(偶数)からのゲームが始まりますので、右側にいるDさんがサーブをおこないます。(上記左図)
このラリーをCDチームが得点し0-1となりました。
Dさんは点数が0-1と奇数になったので、今度は左側からサーブをおこないます。(上記右図)
このときレシーブ側のABチームは、直前のラリーが始まったとき、最初に左側(奇数側)にいたBさんが次のレシーブをおこないます。(上記右図)
続いてのラリーをABチームが得点し1-1の同点となりました。
ABチームの点数が奇数となりましたので、サーブは直前のラリーで左側にいたBさんがおこないます。(上記左図)
同じようにCDチームも、直前のラリーで左側にいたDさんがレシーブをします。(上記左図)
次のラリーはCDチームが得点し1-2となりました。
CDチームの点数が偶数となったので、サーブは直前のラリーで右側にいたCさんがおこないます。(上記右図)
同様にABチームは右側にいたAさんがレシーブをします。(上記右図)
今度のラリーもCDチームが連続で得点し1-3となりました。
点数は奇数ですので、Cさんがそのまま左側に移動してサーブを行います。(上記左図)
レシーブは直前のラリーで左側にいたBさんがおこないます。(上記左図)
次のラリーを今度はABチームが得点し2-3となりました。
点数が偶数ですので、直前のラリーで右側にいたAさんがサーブをおこないます。(上記右図)
CDチームも同様に直前のラリーで右側にいたDさんがレシーブをします。(上記右図)
バドミントンのダブルスのルール:まとめ
いかがでしたでしょうか?
ダブルスはコートに2人いる分、動きが少し複雑になります。
特にダブルスでは、ラリー中にコートの中をペアがぐるぐると入れ替わるので、サーブ時に自分がどちら側に立っていたか覚えていないと、よく分からなくなってしまいますよね。
ただし、要点さえ抑えてしまえば、それほど難しいものではありませんので、ゆっくり覚えていきましょう。
以下にポイントをまとめておきます。
- 直前のラリーが始まったときの立ち位置によって、次のサーブ・レシーブする人が決まる
- サーブをする側が連続で得点した場合、偶数点なら右・奇数点なら左から同じ人が交互に位置を変えてサーブをおこなう
- レシーブをする側は相手の点数に合わせて、偶数点なら直前のラリーで右側にいた人・奇数点なら左側にいた人がレシーブをおこなう
- 連続で得点した場合を除いて、同じ人が2回続けてサーブやレシーブをすることはない
始めたばかりの頃はシャトルを返すだけでも必死で、点数やサーブレシーブの順番なんて考えてる余裕はないかもしれないですね。
それでもまったく問題ありません。全然大丈夫です。
初めのうちはみんなそうですし、なによりダブルスを組むパートナーや周りの方が点数やサーブレシーブの順番くらい覚えてくれています。
試合を重ねていくたびに自然とルールは身に付いていきますので、焦らずゆっくりとバドミントンを楽しんでください。
みなさんのバドミントンライフが少しでも有意義になることを願っております。
それでは!