今日久しぶりに「時をかける少女」を観ました。
時をかける少女をはじめて観たのが高校生の時だったからそれから何年も経っているけれど、このアニメってめっちゃいいアニメじゃねって思うんです。
キャラそれぞれの個性も立ってるしストーリーの展開もいい。
そこら辺の薄っぺらい異世界俺TUEEE系アニメよりもよっぽど面白いと思うんです。
面白いと思うんですけど、ふと思ったんですよ。
これってもしかして僕の勝手な思い込みで強烈に思い出補正されてるんじゃね?って。
高校時代の恋の思い出と重なる
そう思う理由の一つに僕の高校時代の恋の思い出がありまして。
当時めっちゃ好きだった同じ部活動の女の子がいたんですが、その子も時をかける少女が好きだったんですよ。
だからテレビで再放送されるたびに「千昭やばいよね!かっこいいよねー!」とか「未来で待ってるとか言われたら一発で惚れちゃう!!」とかお互いよく盛り上がっていました。
二人でそんな話をするたびに僕は心の中で「いや俺はもう何発も前からお前に惚れさせられてるのだが!?」ってツッコミを入れてました。
そんなこともあって、僕の中で「時かけ」=「あの子」という印象がめちゃめちゃ強いんです。
今思い返してみても今までの人生で一番好きな人だったし、時をかける少女を観るとその子との楽しかった思い出と重なって、何回観ても面白いと感じるのかもしれません。
片思いで終わっている
原作とかは読んだことがないし、アニメ版の後日談とかは知らないんですけど、「未来で待ってる」って千昭が言ってるってことは千昭は未来に帰っちゃって戻ってこないってことですよね?
このお互い想い合っているのに決して繋がることのない関係ってめっちゃ綺麗だなって思ってしまうんですよ。
なんか歳とってより思いますけど、片思いのほうが純粋で綺麗な恋じゃないですかね?
実らなければ意味ない!ってのも分かるんですけど、片思いってお互い(少なくとも片方は)純粋な気持ちのままでいられるじゃないですか。
恋愛ってはじめはお互いピュアな気持ちでキュンキュンできても、時間が経つにつれてその気持ちは少しずつ薄れていっちゃいますよね。
その点、片思いって叶うことは決してないけれど、その時の気持ちをずっと持ち続けることができるじゃないですか。これってめっちゃ素敵なことだと思うんです。
昔どこかで聞いた「片思いも立派な完成された恋だよ」って言葉の意味が今になってようやく分かった気がします。
僕にとって綺麗な恋の形で終わるところが、揺るぎない良いアニメだと思わせるポイントなのかもしれません。
時をかける少女っていいよね
さて、なんで唐突に時をかける少女っていいアニメだよねって話をし出したかって話なんですが。
実はですね。
例の高校時代の人生で一番好きだった女の子から先日いきなり連絡がありまして、当時の感情が急に沸き上がったというか大爆発したというか、まあ一言で言うなら完全に舞い上がっていたからです。
いや、しかもそのLINEの内容がさ
という文面とともに、時をかける少女のプリントTシャツの画像が送られてきまして。
いやかわいいかよ!!きみ何歳になってもかわいいことすんねぇ!!
ってな感じで舞い上がりに舞い上がり、無事に僕の口角は天井に突き刺さりましたとさ。めでたしめでたしというお話でした。いやずるいって。
最近人間関係に疲れ気味でしたが、こういう信頼できる人とのやり取りは楽しいものですね。
またあの時みたいな恋をしてみたいなって気持ちに少しなりました。
とりあえずもう一回、時かけ観てきます。